調剤薬局最前線
へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(5)
ハブ薬局は認定薬局の拡充・発展形へと収斂されるか?
■重複する健康S薬局と地域連携薬局の機能厚生労働省「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で、へき地・離島等も含めた「地域における薬局・薬剤師のあり方」を中心に据えた議論が行われたのは、第3回目の2024... ・・・もっと見る
へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(4)
オンラインの普及により薬局の地域間格差を要因とする「不都合な真実」
■薬剤配送プラットフォーム不全の一部地方 普及の遅れるオンライン診療「オンライン診療は、医師・看護師等の“働き手”不足に直面し、少子高齢化の進む地方小都市にある当院のような中小病院には、有効なツールにな... ・・・もっと見る
へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(3)
進化するオンライン診療は過疎地域での医師・薬剤師不足解消のツールに!
■へき地診療所従事の薬剤師は5.7%へき地診療所の目的・設置基準等に関しては「へき地保健医療対策等実施要項」(2022年7月29日・医政局長通知)に規定されていますが、その設置基準では「おおむね半径4㎞の区域内に... ・・・もっと見る
へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(2)
薬局と訪問看護STが連携し、一体的に実施する薬剤提供体制構築の重要性
■へき地等での「訪問薬局ステーション」整備の提案2023年12月にスタートした厚生労働省「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」は現在・近未来において少子高齢化の進展と、医療・福祉の“担い手”不足が急速に進... ・・・もっと見る
へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(1)
医療過疎地でのモバイルファーマシー(MP)活用の有効性
■「薬局施設」外で調剤が可能な例外規定とは?2024年元旦に発生した能登半島地震においてモバイル・ファーマシー(MP/災害対策移動薬局車両)が医療チームに帯同。地元の避難所等を巡回し、被災した地域住民に対す... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 関連レポート
「医療DX推進体制整備加算」・「医療情報取得加算」10月以降の改正ポイント
■マイナ保険証の利用率低迷で来年以降の実績要件は未定医療DX推進を目指し、2024年診療報酬改定で新設された「医療DX推進体制整備加算」(以下、整備加算)と「医療情報取得加算」(同、取得加算)の報酬体系が2024... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(IV)
調剤報酬だけに依存しない新しい薬局のビジネスモデルとして屹立?
■突出して高額な「敷地内」の土地・建物賃借料2023年の厚生労働省中医協(中央社会保険医療協議会)の議論(調剤その3)では、敷地内薬局とされる特別調剤基本料(特別基本料に略)算定薬局と、それ以外の調剤基本料... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(III)
現状の調査データだけでは把握し難い現場での運営実態
■複数の“敷地内薬局”乱立で 集中率「50%超」ルールからの回避診療所・病院における“いわゆる敷地内薬局”(以下、同薬局)の開設状況(図表1)を見ると、2022年度の調査段階で診療所全体(n=398)の約8.8%が「敷... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(II)
「特別調剤基本料」適正化の影響少なく、ビジネスモデルとして確立?
■公募要件には医療機関側の意向を強く反映前回紹介した2023年11月29日開催の中医協総会の議論では、いわゆる敷地内薬局について、「医療機関側で薬局開設等を行う事業者に対して、公募型プロポーザル方式にて薬局を... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定「新」敷地内薬局の胎動(I)
「特別調剤基本料A・B」は「懲罰」基本料か?
■「“いわゆる”敷地内薬局」と薬局ビジョンとの矛盾厚生労働省が2015年に発表した『患者のための薬局ビジョン』(以下、同ビジョン)では「門前」から「かかりつけ」、そして「地域へ」とのスローガンの下に10年後の2... ・・・もっと見る