調剤薬局最前線
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(III)
現状の調査データだけでは把握し難い現場での運営実態
■複数の“敷地内薬局”乱立で 集中率「50%超」ルールからの回避診療所・病院における“いわゆる敷地内薬局”(以下、同薬局)の開設状況(図表1)を見ると、2022年度の調査段階で診療所全体(n=398)の約8.8%が「敷... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(II)
「特別調剤基本料」適正化の影響少なく、ビジネスモデルとして確立?
■公募要件には医療機関側の意向を強く反映前回紹介した2023年11月29日開催の中医協総会の議論では、いわゆる敷地内薬局について、「医療機関側で薬局開設等を行う事業者に対して、公募型プロポーザル方式にて薬局を... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定「新」敷地内薬局の胎動(I)
「特別調剤基本料A・B」は「懲罰」基本料か?
■「“いわゆる”敷地内薬局」と薬局ビジョンとの矛盾厚生労働省が2015年に発表した『患者のための薬局ビジョン』(以下、同ビジョン)では「門前」から「かかりつけ」、そして「地域へ」とのスローガンの下に10年後の2... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定
「連携強化加算」は点数アップと「地域支援体制加算」届出要件除外の一方、第二種協定の指定を義務付け
■「整備加算」算定のアウトカム要件は現状未確定新設された「医療DX推進体制整備加算」(以下、整備加算に略)は、まさに医科・歯科医療機関と調剤薬局を対象にしたマイナ保険証及び電子処方せんの利用促進を誘導す... ・・・もっと見る
局が薬剤師によるOD相談窓口担う環境整備に着手
日薬 若者や家族に相談促すポスター作成・配布へ
若年層を中心にOTC薬の濫用や過剰摂取(オーバードーズ=OD)が社会問題化していることを受け、日本薬剤師会はODに悩む本人や家族などが薬局の薬剤師に相談することができる環境づくりに着手する。このほど一環とし... ・・・もっと見る
薬局店頭でのマイナ保険証普及活動に引き続き尽力
NPhA 活動の手応えと好事例を踏まえてCP第2弾を実施
日本保険薬局協会(NPhA)はマイナ保険証の普及と患者情報の活用による薬局業務向上を促進する上で、会員薬局の店頭で声かけや体制整備を行う「マイナンバーカードをお持ちですか?」キャンペーン第2弾を実施する。N... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定
「医療DX推進体制構築」に向けた新設加算の三本柱(I)
■マイナ保険証利用や電子処方箋導入率向上を目指した新機軸2024年6月から施行される診療報酬改定の概要が明らかになりました。今改定は6年に1度となる医療・介護・障がい福祉サービスのトリプル改定となりましたが、... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「かかりつけ薬局・薬剤師」指導料等の改正点(1)
幾つかの診療報酬項目で同指導料等、算定薬局の要件緩和
■“かかりつけ薬剤師指導料等”届出薬局に「吸入指導加算」算定を可能に2024年2月14日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、武見敬三厚生労働大臣に診療報酬改定内容を答申、点数表も含めて答申資料のほぼ全容が... ・・・もっと見る
2024年調剤報酬改定・中医協での議論から(3)
将来的に予想される「かかりつけ薬局・薬剤師」等にかかる診療報酬要件・規制緩和の流れ
■「かかりつけ薬剤師」に欠かせない3点セット条件前回では、薬局側の「かかりつけ薬局・薬剤師」普及に向けた課題や、薬薬連携の実態等について言及しましたが、今回は患者視点での「かかりつけ薬剤師」から受けたサ... ・・・もっと見る
2024年調剤報酬改定・中医協での議論から(2)
「かかりつけ薬剤師」のこれから~「かかりつけ薬局」の数がなぜ伸びないのか?
■薬局の「24時間対応」の分岐点は 薬剤師常勤換算3名以上2023年11月8日に開催された厚生労働省中医協総会(以下、中医協)の議論(調剤について・その2)では、「かかりつけ薬剤師」(以下、同薬剤師に略)にかかわ... ・・・もっと見る