調剤薬局最前線
「かかりつけ薬剤師」制度化の議論と診療報酬(1)
「かかりつけ薬剤師」の推進は“省庁横断”的な国家戦略?
「かかりつけ薬剤師」制度化のターニング・ポイントとなったのは、平成27年10月23日に厚生労働省が発表した「患者のための薬局ビジョン」です。同ビジョンは同年5月26日の経済財政諮問会議において、厚生労働大臣か... ・・・もっと見る
2016年度診療報酬改定解説レポート
特別養護老人ホームでの訪問薬剤師サポートの意義
昨年(平成27年)介護報酬改定後の経営的な影響についてある特別養護老人ホーム(以下、特養ホームに略)の看護師長は「福祉の仕事に興味を持って下さるベテラン看護師は少なくないのだけれど、実際に入職すると長続... ・・・もっと見る
2016年診療報酬改定を考える(後編)
「かかりつけ」機能を強化する
今回の診療報酬改定で「かかりつけ」薬剤師・薬局の導入が行われます。一方で、いわゆる門前薬局を抑制する方向が明確に打ち出され、基本調剤料の「適正化」などがはっきりしました。調剤業務が重要であることに変わ... ・・・もっと見る
2016年診療報酬改定を考える(前編)
重点課題「地域包括ケアシステム」とは
地域包括ケアシステムとは「可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制」(厚労省)と定義されるものです。いわゆる「地域完結型」... ・・・もっと見る
2016年診療報酬・調剤報酬改定のキーワード
「かかりつけ薬局」と言うけれど・・・・?
診療報酬・調剤報酬改定の内容が明らかになりました。改定の基本方針やマクロ的な改定率の動向等については、多くの医療・薬局系のメディアやインターネット等で洪水のように情報が溢れているので、ここでは詳しくは... ・・・もっと見る
中医協での議論から予測する2016年調剤報酬改定
~「薬剤服用歴管理指導料」を1回目とそれ以降で傾斜配分
特定医療機関からの処方せん集中への締め付け強まる!昨年10月に厚生労働省は「患者のための薬局ビジョン」を発表しました。厚生労働省が考える「患者本位の医薬分業」のあり方を示したものですが、「薬剤の調剤等の... ・・・もっと見る
財務省の社会保障改革への提言
~厚生労働省案より急進的な医療費削減策
■後発医薬品係数、調剤体制加算の後発品割合いずれも80%を要望財務省の諮問機関である財政制度等審議会は、今年10月9日、社会保障制度の改革案を提言しました。言うまでもなく高齢化の進展で膨張する社会保障費を抑... ・・・もっと見る
健康サポート薬局の全貌(2)
~門前薬局からのパラダイム・シフト
来年4月に実施される診療報酬改定は、強硬な引き下げを要求する財務省と、プラス改定を要望する日本医師会や、族議員の後押しを受けた厚生労働省との間での“綱引き”が続いています。中医協ウオッチャーの医療ジャー... ・・・もっと見る
「健康サポート薬局」(仮称時名称:健康づくり支援薬局)の全貌(1)
9月24日の「健康情報拠点薬局のあり方に関する検討会」で報告書がまとまり、仮称のまま議論してきた薬局の名称は「健康サポート薬局」(仮称時名称:健康づくり支援薬局)となりました。「健康サポート薬局」は地域... ・・・もっと見る
新オレンジプランと地域の認知症ケアにおける調剤薬局の役割(上)
今年1月に政府は「認知症施策推進総合戦略」(新オレンジプラン)を決定しました。2012年に取りまとめられたオレンジプラン(認知症施策推進五か年計画)が厚生労働省単独で立案された計画であったのに対して、新プ... ・・・もっと見る