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薬物相互作用-6 アゾール系抗真菌剤

発行日 1998-12-01 / 発行年 平成10年

Vol.7 No.6 

アゾール系抗真菌剤はチトクロームP-450(CYP)3A を介した代謝を阻害することにより多くの薬物と相互作用を引き起こす可能性がありますが、特に深在性真菌症に対しては適当な代替薬剤を選択することが困難であり、併用薬剤の変更、用量調節などにより対処する場合が多いと考えられます。アゾール系抗真菌剤との薬物間相互作用が特に問題となる薬物としては、テルフェナジン、アステミゾールなどの抗ヒスタミン剤、シサプリドなどの消化管運動機能調節剤、ミダゾラムなどのベンゾジアゼピン系薬剤、シンバスタチンなどの高脂血症治療剤、シクロスポリン、タクロリムスなどの免疫抑制剤、抗凝固剤ワルファリンなどがありました。

介護保険

発行日 1998-07-01 / 発行年 平成10年

Vol.7 No.5 

21 世紀の我が国は 3 人に一人が 65 歳以上という超高齢社会を迎えようとしています。安心して暮らせる老後が来るように試行錯誤が必要とされています。その方法としての介護保険が成功するかどうかが重要なポイントとなります。この介護保険の問題点として(1)利用したいサービス機関の育成が必要か。(2)自己負担が無限増となり、金持ちしか満足な介護を受けられない状況を招くかもしれない。(3)医療との関わりが明確に区分されておらず、まだまだ制度そのものが不透明である、などが挙げられると思います。

手術に影響を与える薬剤

発行日 1998-07-01 / 発行年 平成10年

Vol.7 No.4 

手術は生体にとって大きなストレスとなり、健康な状態とは違った病態、臓器機能、血行・代謝などあらゆる面で特殊な状態が出現します。手術を無事に乗り切るためには、きめ細かい手術時の管理が大切です。今回は、手術に影響を与える薬剤について、添付文書、各種文献より調査しました。その結果、手術前に注意する薬剤には不整脈用剤、降圧剤、経口血糖降下剤、黄体・卵胞混合ホルモン、抗血小板剤、ワクチンなどがありました。

低用量ピル

発行日 1998-05-01 / 発行年 平成10年

Vol.7,No2 

低用量ピルは経口避妊薬として世界中の女性に活用されていますが、日本では未だに認可されていません。しかし、その確実な避妊機序と時代の流れにより、認可される日も間近となってきました。ピルの避妊機序は主に排卵の抑制によるものです。ピルには避妊以外の効用として鉄欠乏性貧血の減少、骨盤内炎症性疾患の減少などの作用があります。また副作用として不正出血や消化器症状などが報告されていますがどれも軽度なもので、今のところ従来のピルにみられた心疾患などの重篤な副作用は報告されていません。これからピルを服用するにあたっては、血液検査や婦人科的診療などの諸検査を定期的に受ける必要があります。薬物相互作用は、薬物代謝酵素の阻害や誘導によるものやピルの血液凝固作用により引き起こされた報告がありますが、そのほとんどが従来の中高用量ピルによるものです。

運動療法

発行日 1998-05-01 / 発行年 平成10年

Vol.7 No.3 

運動療法は、薬物療法や食事療法と並んでともに種々の疾病の治療に有効であると言われています。しかし、健康な人が運動するのと異なり、疾病にあった運動療法を行わなければ、効果が上がらないばかりか、却って危険でもあります。運動療法が、疾病の治療法として有効であると証明されている疾患には、高血圧症、高脂血症、肥満、糖尿病などがあります。また、虚血性心疾患は、一次予防(再発を予防する効果)はまだ証明されていませんが、二次予防(死亡率の低下)が証明されています。また、日常生活行動や生活の質の向上に有用であるとされる呼吸器疾患。疾患そのものの改善や治癒は期待できないが生活の質が改善されると期待されるものに腎障害、骨粗鬆症などがあります。

薬剤の母乳中への移行性-3

発行日 1998-01-01 / 発行年 平成10年

Vol.7 No.1 

今回第3回目として、母乳中へ移行する薬剤(抗悪性腫瘍薬、放射性医薬品、アレルギー用薬、漢方、抗生物質、化学療法薬、生物学的製剤、診断用薬、麻薬、嗜好品)について調べた結果、文献で投与禁忌となっていた薬剤は、抗悪性腫瘍薬のシクロホスファミド、メトトレキサート、塩酸ドキソルビシン、テクネチウム製剤、ヨード剤、放射性医薬品のクエン酸Ga、金コロイド、放射性スズ製剤、抗ヒスタミン剤のフマル酸クレマスチン、抗リウマチ剤の金チオリンゴ酸Na、抗菌剤のアミノ配糖体・テトラサイクリン・クロラムフェニコール、抗結核剤のイソニアジド、サルファ剤、抗原虫剤のメトロニダゾールでした。

薬剤の母乳中への移行性-2

発行日 1997-12-01 / 発行年 平成9年

Vol.6 No.7 

今回第2回目として、母乳中へ移行する薬剤(循環器系作用薬、呼吸器系作用薬、消化器系作用薬、内分泌系作用薬、泌尿生殖器系作用薬、外皮用薬、ビタミン剤、無機質製剤、血液作用薬、代謝性医薬品)について調べた結果、文献で投与禁忌となっていた薬剤には、抗不整脈薬のアミオダロン、H2ブロッカ ーのシメチジン、抗甲状腺剤のチアマゾール、チオウラシル、子宮収縮剤のマレイン酸メチルエルゴメトリン、殺菌消毒剤ポピドンヨード(膣ゲル)、免疫抑制剤のシクロスポリンでした。授乳を避けたほうがよい薬剤としては、β遮断剤のアテノロール、アセブトロール、チアジド系利尿剤(1ヶ月間)、ACE阻害剤のエナラプリル、レセルピン系降圧剤、Ca拮抗剤のニフェジピン、鎮咳剤のエフェドリン含有製剤、桜皮エキスリン酸コデイン、気管支拡張剤のテオフィリン、女性ホルモンの結合エストロゲン、ホルモン剤の酢酸ブセレリン、ビタミンB6がありました。

薬剤の母乳中への移行性-1

発行日 1997-11-01 / 発行年 平成9年

Vol.6 No.6 

最近、可能な限り長く母乳補育を続けようとする努力がなされています。母乳補育を長期間続けることには、1)母乳の栄養面での利点、2)母児の接触による精神心理的な利点、3)アレルギー反応の予防、4)将来、母体の乳癌発生の予防等といった大きなメリットがあります。しかし、母親が何らかの疾患を持ち、薬物を服用しながら授乳を行わなければならない場合があります。今回第1回目として、母乳中へ移行する薬剤(中枢神経用薬、末梢神経作用薬、感覚器作用薬)について調べた結果、文献で投与禁忌となっている薬剤には、ベンゾジアゼピン系化合物ジアゼパム、その他の催眠鎮痛剤のブロム剤、抗てんかん剤のフェニトイン、フェノバルビタール、プリミドン、鎮痛剤のエルゴタミン含有製剤、抗パーキンソン剤のアマンタジン、ブロモクリプチン、躁病治療剤の炭酸リチウム、自律神経系用剤ベタネコール、鎮痙剤アトロピンがありました。AAP(米国小児科学会)で禁忌となっている薬剤は、ブロモクリプチンのみでした。

医薬品副作用解説-3 乳酸アシドーシス

発行日 1997-09-01 / 発行年 平成9年

Vol.6 No.5 

乳酸アシドーシスは、死亡率が60%以上と非常に予後の悪い重篤な病態です。いろいろな原因で発症しますが、薬剤による乳酸アシドーシスは薬物中毒や薬物による悪性症候群、Reye症候群様の症状として、そしてビグアナイドの組織呼吸抑制作用等により引き起こされるとの報告がありました。しかし、一番注目されるのは、高カロリー輸液療法におけるビタミンB1欠乏により発症するもので、医原性の疾患として注意が必要です。症状としては、呼吸促進が挙げられますが、血液のpH低下、アニオンギャップの亢進が診断のきっかけとなります。

医薬品副作用解説-5 テオフィリン

発行日 1997-06-01 / 発行年 平成9年

Vol.6 No.4 

テオフィリンは気管支喘息治療薬として古く(1940年代)から使用されてきました。しかし過剰投与による重篤な副作用の発現や、他の薬物との相互作用でテオフィリン中毒が起こりやすく使用しにくい薬剤でしたが、血中濃度を測定し投与法などを工夫することにより安全に使用できるようになってきました。テオフィリンの薬物相互作用メカニズムは、ほとんどが薬物代謝酵素の阻害や誘導によるテオフィリン血中濃度の変動を来すものでした。添付文書では相互作用による禁忌、慎重投与例はなく、ほとんど注意して投与と記載されていました。しかし、添付文書には記載されていない相互作用の文献報告例が多数あり、注意が必要であると思われました。テオフィリン中毒に特異的な拮抗剤はなく、定期的に血中濃度測定(TDM=Therapeutic Drug Monitoring)などを行い中毒の発現を予防し、かつ最大限の薬効を得られるような投与設計を立てる必要があります。

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